部屋に出る害虫、暖かい季節は特に気を付けたいですよね。
戸建てであれば、家の周りに害虫対策の薬剤をまくなどして害虫を寄せつけないことができますが、賃貸物件ではどのように害虫対策や害虫駆除をすればいいのでしょうか。
害虫が出る原因などもチェックしながら見ていきましょう。
賃貸物件に害虫が出る原因は構造が関係している?害虫の対策方法も
賃貸物件に害虫が出る原因はおもに4つで、築年数が経っていること・物件の構造・階数・周辺環境だといわれています。
築年数が経っている物件は、隙間が多くなり害虫が侵入しやすいのです。
また、木造の賃貸物件も害虫が出やすいといわれています。
構造に使われている木が湿って腐ると、それが害虫のエサになったり寝床になったりするためです。
さらに、一般的には1階などの低層階は地面に近いため害虫が出やすいと考えられています。
周辺が道路ばかりのところより、山に近い物件や自然が多い公園が近い物件も、害虫が出やすい賃貸物件です。
賃貸物件に害虫が出る!害虫が出たときの費用負担はどうなる?
3か月に1度くらいしか害虫を見かけないなら、その場で処理して終わりにすることができます。
しかし、頻繁に害虫が出る場合や、出る害虫がシロアリなど建物の破損に繋がる害虫の場合、速やかに駆除しなければいけません。
賃貸物件の場合、その費用は誰が負担するものなのでしょうか?
賃貸物件の害虫駆除の費用は、状況によって負担する人が異なります。
賃貸物件の老朽化や水回りの欠陥が原因で害虫が発生しているなら、賃貸物件の大家さんや管理会社が害虫駆除の費用を負担する必要があるでしょう。
老朽化が原因の場合、他の入居者も同じような害虫の被害にあっている可能性があります。
ただし、入居者が少し前から水回りの欠陥に気がついていたのに、大家さんや管理会社に報告しなかったことで害虫が発生してしまった場合、入居者にも責任が求められるケースがあります。
また、部屋にゴミを放置したことで害虫が発生したケースも、入居者の責任となるので注意しましょう。
害虫が出ることと賃貸物件の階層には関係が?
害虫は高所育成に適していないので、高層階になるほど害虫が出る頻度は少なくなります。
一般的に、害虫の心配がないとされるのは、6階以上です。
ただし、人の衣服や小物に紛れ込んで入ってきてしまうことがあるので、必ずしも害虫が出ないわけではありません。
害虫に遭遇したくない方は、高層階でも害虫対策をしっかりおこないましょう。
普段からできる害虫対策は、部屋の中は綺麗にして、ゴミはこまめに捨てることです。
ドアや窓の開け閉めの際に気を付けたり、他にも侵入経路となりそうなところはあらかじめ塞いでおいたりするのも有効な対策ですよ。