今回は、オフィスでの分煙・喫煙所設置について解説します。
昔は「オフィス内での喫煙」は珍しい光景ではありませんでしたが、法律改正により状況はどんどんと変化しています。
今の法律のもとで可能な分煙対策やおすすめの喫煙ブース設置法などについて解説しますので、ぜひ目を通してみてください。
法律でオフィスは原則屋内禁煙に!喫煙する場合は喫煙所の設置などが必要
2003年の健康増進法の施行、2015年の労働安全衛生法の改正、2020年4月の改正健康増進法全面施行など、法律によってオフィスにおける「分煙化」「労働者の受動喫煙防止の義務」などが課せられるようになりました。
これにより、オフィス内で灰皿を置いて喫煙する、というようなことは認められない時代になりました。
オフィス内の全面禁煙もしくは喫煙所を設置するなどしての分煙か、どちらかを選ぶしかなくなってしまったわけです。
オフィスでの分煙対策はどうする?喫煙所の設置をはじめとした対策案
今の法律上では、オフィス内に灰皿を置いて喫煙するということはできず、全面禁煙か喫煙所を設置するなどして分煙にするか、どちらかを選択するという形になりました。
では具体的に「分煙」を選んだオフィスがどのような対策をとるべきなのかというと、おもに以下の3つが挙げられます。
●1.駐車場や屋上など、屋外に喫煙所を設置する
●2.屋内に完全個室の喫煙室を設置する
●3.屋内に喫煙ブース(分煙キャビン)を設置する
この3つの中で、とくにおすすめしたいのは3の喫煙ブース設置です。
屋外の喫煙所設置は「喫煙所までが遠い」ということで利用が不便ですし、完全個室の喫煙室は高コストになります。
これらに対して喫煙ブース(分煙キャビン)の設置は、屋外喫煙所のような「遠い」という問題がなく、完全個室の喫煙室設置よりもコストが安上がりになるのでおすすめです。
オフィスでの喫煙所や喫煙ブースの設置はどうすればいい?
オフィスを分煙にするための喫煙所や喫煙ブースの設置について、おすすめの案をいくつかご紹介しましょう。
●オフィス内にほとんど使用することがない個室があればそれを喫煙所にする
●個室の余裕がない場合は喫煙ブース(分煙キャビン)を設置する
●近日中にオフィス全体を改装する予定があれば、当面は屋外喫煙所で間に合わせ、改装にあわせて喫煙室や喫煙ブースの設置をする