部屋を探すときに、立地や部屋数、部屋の広さなどこだわるところは人それぞれです。
「少しでも家賃が安ければほかはこだわらない」という方もいれば、「バス・トイレ別」を外せない条件として掲げる方もいます。
「バス・トイレ別」派のなかには、「洗面台も独立していなければ嫌だ」という方も意外に多いのです。
そこで今回は、独立洗面台が設置されている賃貸物件のメリット・デメリットをご紹介します。
独立洗面台が設備されている賃貸物件のメリット
一人暮らしの間取りに多い1Rや1Kでは、「バス・トイレ・洗面台」が一体になったユニットバスが多く、トイレは独立していても洗面台が独立した物件は少ないです。
ユニットタイプの洗面台は、どうしても浴室の湿気に悩まされます。
機能的な洗面台であればあるほど、掃除やメンテナンスに手間がかかってしまうのです。
独立洗面台のメリットは、何より湿気に悩まされることがない点が挙げられるでしょう。
湿気がなければ、化粧品も安心して置いておけます。
独立洗面台のほとんどが大きな鏡と収納を備えているので、ドレッサー代わりに使えるのもうれしいところです。
通常、独立洗面台にはコンセントが設備されているので、ドライヤーやシェーバー、美顔器などを使うのにも電源に困ることはありません。
収納の少ない間取りでは、洗面台下部が洗剤などのストック品の置き場に使えるのはメリットです。
独立洗面台が設備されている賃貸物件のデメリット
独立洗面台が設備されている物件は、まだまだ数が少ないです。
独立洗面台のある物件は比較的築年数の新しいものに多く、人気が集中しやすいので借りづらいです。
そのため同じ間取りの場合、ユニットバスの物件と比べて家賃が高くなってしまいます。
とくに好立地であれば、1万円以上差があることも珍しくありません。
近年はユニットタイプの洗面台にも機能的なデザインが増えてきていますが、まだまだ洗面ボウルしかないシンプルな物件も多く、掃除が簡単に済むメリットがあります。
反対に独立洗面台は収納が多く、メイクやヘアスタイリングなど身支度に使いやすい分、ユニットタイプより汚れやすいです。
放置すればあっという間にヌメリやカビ、異臭などが発生するので、定期的に専用洗剤で配管を含めて掃除しなければなりません。
水回りの掃除が苦手な人にとっては、独立洗面台のメンテナンスはユニットタイプより苦痛に感じられる可能性があります。