新規で事業を始めるためには、活動拠点となるオフィスが必要です。
業態によって適切なエリアや必要な設備が異なるため、選び方に注意しなければなりません。
そこで貸オフィスの選び方や、覚えておきたいポイントについて確認していきましょう。
貸オフィスにおける選び方のポイント:エリアの影響とは?
貸オフィスは立地の影響を受けやすい物件です。
そのためなんらかの対面営業がベースになっているなら、交通アクセスの良さが選び方のポイントです。
通勤や外出にも便利なので、駅近や幹線道路沿いなどを検討してみてください。
またターミナル駅やその沿線なら、求人にも有利となるでしょう。
エリアの特徴・信用力で決める
オフィス街で物件を探す場合、特定の業種が集まるエリアがあります。
特定の業種が集まりやすいエリアなら、業務の拡大や効率化がねらえるでしょう。
そして信用力のあるアドレスも、企業価値を決める上で重要です。
たとえば丸の内や大手町のような、一等地と呼ばれる住所が該当します。
このような信用力のあるアドレスは、企業としてのブランドを高める効果が期待できます。
貸オフィスにおける選び方のポイント:チェックすべき設備条件
貸オフィスの選び方において、設備条件もチェックすべきポイントです。
どのような設備条件なのかによって賃料も異なるため、事業において必要な要素を確認しておきましょう。
OAフロアに対応しているかどうか
事務系の業種なら、OAフロアかどうかは検討すべき選び方です。
OAフロアとは、パソコンやコンセントなどの配線を床下に格納できるオフィスのことです。
OA機器を多く使用するオフィスでは、床が配線だらけになってしまいます。
そこで配線類が床下に格納できれば、床がすっきりするだけでなく、転倒事故の防止になります。
また電源プラグや、共有しているブレーカーの状況についても確認しておきましょう。
オフィスのレイアウトによっては、ワット数やアンペア数に制限がかかるので電気工事が必要です。
セキュリティの設備条件について
セキュリティの設備条件は、貸オフィスによって大きく異なります。
まず建物全体の管理状況を確認しましょう。
貸オフィスは通常のオフィスと比較し、人の出入りが多くなりがちなためです。
そのためエントランスだけでなく、各部屋にあるセキュリティの内容についても確認してください。
さらに備え付けのキャビネットがあるなら、施錠管理できるかどうかもチェックすべきポイントです。