ペットを飼っている方が賃貸物件で暮らすためには、動物の飼育が許可されている物件を探さなければなりません。
賃貸物件の場合、退去する際には原状回復する必要があります。
ペットを飼っていると、どうしても傷や汚れがついてしまうため、退去の際には思った以上に修繕費やクリーニング代がかかってしまいますよ。
そこで今回は、ペット可の賃貸物件に住んでいる、または住むことを検討している方に向けて、ペットによる部屋の傷対策について解説します。
ペットの傷対策をする前にまずは起こりうるトラブルを知ろう!
ペット可の物件と言っても、最初から動物と一緒に住むために建てられたものばかりではなく、一般の賃貸物件をペット可にしているものも多いです。
後者の場合、動物を飼っていない入居者がいるかもしれませんし、大家さんとしては次に動物を飼っていない人が入居する際に問題がないように、原状回復に関してシビアになる可能性があります。
退去する際、思っていた以上に高額な修繕費を請求されて、トラブルに発展してしまうケースもありますよ。
具体的にどのようなトラブルが起こり得るのか、実際に起きた例をいくつかお伝えしますね。
●破損した場所だけでなく、床全体の張り替え費用を請求された
●傷がないのに壁紙の張り替え費用を請求された
●高額なクリーニング代を請求された
床の場合、破損した場所だけ修繕することは困難な場合が多く、部屋全体の張り替え費用がかかる可能性があります。
また壁紙については、傷がなくても臭いが染みついていることを理由に、張り替えを求められるケースもありますよ。
さらに部屋のクリーニング代は、一般の賃貸物件よりも高めに請求される可能性があります。
賃貸物件でペットの傷を防ぐための対策例とは?
ではトラブルを防ぐために、どのような対策をすればよいのでしょうか。
いくつか対策例をご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。
●床にカーペットを敷く
●ワックスで保護する
●壁に爪とぎ用の保護シートを貼る
●爪をこまめに切る
ペットによる傷の原因の多くは爪です。
爪で床を傷つけないように、カーペットを敷きましょう。
汚れたり古くなったりしても、すぐに交換できるタイプがおすすめです。
ワックスで保護することもできますが、賃貸物件ですから大家さんに相談して、ワックスをかけてもよいかどうか確認してからにしてくださいね。
壁に貼る保護シートも市販されているので、試してみてはいかがでしょうか。
また普段からこまめに爪を切ることも大切ですよ。