賃貸事務所(オフィス)を借りる際、意外に見落としがちなのが、電気容量です。
実際に使用する電気容量に合わせたアンペア数で契約しておかなければ、ブレーカーが落ちて大切なデータが消えてしまう可能性も…。
そこで今回は、賃貸事務所(オフィス)で気をつけたい電気容量についてフォーカスします。
アンペアの確認や変更方法・注意点を把握して、今後の参考にしてみてくださいね。
賃貸事務所(オフィス)を借りるなら電気の使用量やアンペアを確認しよう
賃貸事務所(オフィス)を借りる際、事前に確認しておきたいのが、電気の使用量です。
というのも、賃貸先で使用できる容量と比較して、必要な分を確保するため。
賃貸事務所(オフィス)の開設後に容量が不足すると、業務が円滑に進まなくなってしまいますね。
では、一般的に賃貸事務所(オフィス)で使用される電気容量はどのくらいなのでしょうか。
主な備品1台分の目安をご紹介します。
●デスクトップパソコン…2Aから4A(ノートタイプなら0.5A)
●レーザープリンター…8A
●コピー複合機…12A
●エアコン…8Aから10A
●シュレッダー…1.5Aから6A
●ルーター…0.05Aから1A
まずは、これらを加味して、予想される実際の電気の容量を把握しておきましょう。
次に、入居先で使用できる電気容量を確認します。
担当者やオーナーに聞けばわかる情報ですが、内見時にブレーカーの目視で確認できるので、再チェックしておくと安心です。
賃貸事務所(オフィス)の電気のアンペアを変更する方法や注意点とは?
では、入居先の電気容量が不足していた場合は、どうしたらよいのでしょうか。
その際は、アンペア数を変更し、容量を増やします(逆に容量を減らすことも可能)。
契約先の電力会社に連絡し、増設工事の依頼が必要です。
60A以上の工事には、問い合わせから完了までに時間がかかるケースもあるため、賃貸事務所(オフィス)の開設日に合わせて1カ月前には手配しておきましょう。
ただし、賃貸ですので、トラブルを防ぐためにも事前にオーナーに相談してから実施してくださいね。
アンペアの変更は基本的には無料ですが、配線工事などが必要になる場合は有料です。
また、基本料はアンペア数にともなって増加するため、注意しましょう。
退去時は原状回復の義務があるため、もとのアンペアに戻すことも忘れないようにすることが大切です。