ディンプルキーとはどのような鍵か、ご存じでしょうか?
防犯性の高さに定評があり、近年使われている物件が増えています。
今回は賃貸物件をお探しの方に向けて、ディンプルキーのメリットや注意点についてご説明します。
賃貸物件の防犯性を高めよう!①ディンプルキーの特徴とは?
賃貸物件に住んでいると、部屋の防犯性が気になるかもしれません。
とくに玄関は、ピッキングで侵入されてしまうリスクがあるため、対策をしっかりと立てたい部分でしょう。
そこでおすすめなのが、ディンプルキーです。
ディンプルは「くぼみ」や「えくぼ」を意味する言葉で、鍵の表面にさまざまな大きさのくぼみが付いていることが特徴です。
鍵を差し込む「シリンダー」と呼ばれる部分には、内部に内筒の回転を邪魔するピンがあり、鍵が適合しないと回せないようになっています。
普通の鍵だと、ピンは上下や左右など一方向だけの場合が多いのですが、ディンプルキーは上下・左右・斜めにピンが設置されています。
このように構造が複雑なので、防犯性がより高くなっているのです。
防犯効果の高いシリンダーとセットにすると、ピッキングのリスクをさらに減らせるでしょう。
賃貸物件の防犯性を高めよう!?ディンプルキーのメリットと注意点とは?
大きなメリットは、ピッキングのリスクを減らせることでしょう。
先程ご説明したように、複雑な構造をしているため、防犯性を高められます。
共働きや一人暮らしなど、留守にしている時間が長い世帯でも安心です。
また、一般的なシリンダー錠よりも、耐久性が高いこともメリットです。
シリンダー錠は、ギザギザしている部分が摩耗して、開きにくくなることもあります。
その点、ディンプルキーは摩耗しにくいため、長く使えると考えられるでしょう。
注意点は、普通のシリンダー錠よりも費用がかかること。
取り付けには2万~4万円ほど、合鍵作りには2,000~4,000円ほどかかると言われています。
さらに合鍵は、メーカーに手配する必要があるため、1カ月ほどかかってしまいます。
なくしてしまうと、すぐに作れませんから、鍵の管理には注意しましょう。
なお賃貸物件でも、鍵の交換は可能です。
立地や間取りについて気に入った物件がディンプルキーでない場合は、交換ができるかどうか、大家さんに確認してみましょう。