フリーアドレスオフィスは、現代的でフレキシブルなオフィスのありかたとして注目を集めています。
この記事では、フリーアドレスオフィスにおけるメリットと注意点を解説しています。
席を自由に移動・好きな場所に座れるようになるだけで何が変わるのでしょうか。
オフィスのレンタルを検討している、レイアウト変更を考えているという人はぜひ参考にしてください。
席をフレキシブルに変えられるフリーアドレスオフィスのメリットとは?
フリーアドレスオフィスは、インテリアにもこだわったところが多くおしゃれです。
フリーアドレスオフィスにすることで得られるメリットは3つあります。
机の上を整理整頓するようになる
フリーアドレスオフィスは、オフィスに個人の机がありません。
社員全員がデスクを共有しており、いつでも誰でも利用できるよう解放されています。
つまり、個人の私物やモノを机に置くことは前提とされていません。
仕事が終わればパソコンや書類を自身のロッカーに片付けるなどし、常日頃から整理整頓できる環境なのです。
社員同士のコミュニケーションが活発になりやすい
会社では1つのプロジェクトに複数名が携わり、同時にいくつもの案件が進行しています。
フリーアドレスオフィスは、そうしたプロジェクトに関わる人間同士が集まりやすくなるのです。
コミュニケーションが図りやすく、生産性が上がるとされているのです。
限られたスペースを有効活用できる
フリーアドレスオフィスは、うまくレイアウトすると社員の数に対して座席数を減らせます。
つまり、省スペースのオフィスでもより多くの人員が働けることになるのです。
オフィスの賃貸料が抑えられ、大きなメリットとなるでしょう。
フリーアドレスオフィスは利点だけじゃない!自由な席に潜む注意点とは
現代的で仕事場の効率化が図れるフリーアドレスオフィスにも、導入の際の注意点があります。
初期コストは通常のオフィスに比べると高い
フリーアドレスオフィスにしようとすると、大型の机が必要です。
ネット環境もWi-Fiが必須なので、オフィスによっては新しくプロバイダ契約をしたり、工事が必要になったりするでしょう。
個人の通勤鞄や私物が入れられるロッカーの設置も必須です。
こうした初期の設置コストが、フリーアドレスオフィスは通常のオフィスに比べて高くなる傾向にあります。
勤怠管理や来客などあらかじめ対応を決めておこう
フリーアドレスオフィスは個人の席が設けられないため、私物は常にロッカーにしまわれています。
外回りや直行直帰の多い会社では、勤怠管理も難しくなるでしょう。
パソコンのログインと連動した勤怠管理や、専用のソフトの導入をおすすめします。
また、来客があった際にお客様を通す場所も確保しておきましょう。
来客の数や人数などに対応したスペースを、オフィスとは別に用意しておく必要があるのです。